
アルプスの少女ハイジが山で食べていたのは黒パン。これはライ麦を原料に使われています。
保存食の意味合いが大きかったので、固くてナイフが通らないくらいだったそう!
対して富裕層が食べていたのが白パン。材料は小麦粉で、どこでも育つライ麦に比べ、小麦は高級品の部類だったのですね。
今回は白パンをより白くする方法や、あの二つに分けて食べたいお尻のような可愛い形をつくる方法もご紹介しますね!
・白パンのつくり方がわかる
・白パンの成形と白く仕上げるコツがわかる
・仕込み水の代わりに牛乳をつかった時の違いがわかる
・無塩バターがない時に有塩バターで代用する計算方法がわかる
以上の効果が期待できます。
もくじ
ハイジのふわふわ白パンレシピ
ホシノ天然酵母液種 16g(8%)
砂糖(きび糖) 大さじ 2
牛乳(40℃前後) 140cc
【ボウルB】 強力粉 100g
有塩バター 25g
※ドライイーストにする場合はイースト3g、牛乳を20㏄増やしてください
※より白く仕上げたい方は白い砂糖を使ってください
※今回は無塩バター25gと塩小さじ1/2のレシピのところ、
あえて有塩バター25gだけで焼きました。記事後半にその感想も載せてあります。
電気オーブン 180℃ 11min
砂糖はご自宅にあるもので大丈夫です。白い砂糖にするとより生地が白くなります。今回は無塩バターがなかったので有塩バターで塩を加えないレシピにしました。
つくり方動画はこちら
仕込み水の代わりに牛乳を使うとどうなる??
今回の水分は全て牛乳にしてあります。
水の代わりに牛乳を使うと生地がだらりとしてやわらかく、
捏ね辛い印象があります。牛乳には乳脂肪分が含まれており(乳脂肪分3%以上を牛乳とよぶ)
乳脂肪分によってパンを捏ねた時に出来るグルテンができにくくなります。
ですので、生地がまとまりにくいと感じたら叩いてこねましょう。
また、食べた時にほのかにミルクの風味が感じられます。
白パンの成形と白く仕上げるポイント
成形ポイント
白パンは、ぷっくりとしたお山が二つ並んだ形がとても可愛いですよね!
あのカタチをつくるには、間をめん棒で平らにします(生地が切れない程度に)
パンの2次発酵と焼く時に膨らむことを考慮して、3~4㎝くらいはめん棒で平らにしてください。
理想は写真の右下のパンですが、他のパンは割れ目がほぼ消失してしまいました…
白く仕上げるコツ
実は、牛乳を使うと焼き色が付きやすいです。ですので、焼きがあまり入らないように
焼成前に表面に粉を振ることによって白く見せています(実はそれほど白くはありません。)
今回はさらさらなので上新粉(うるち米(わたしたちが普段食べているお米)を粉にしたもの)を使いましたが、
小麦粉でも構いません。
また、今回は180℃のオーブンで焼いていますが、
150~160℃程度の低温で15分~20分焼くと
より白く仕上がります。
無塩バターがない時に有塩バターで代用する方法
今回は無塩バターがなかったので、有塩バターを使用しました。
有塩バター100gあたりには1.5-1.6gの塩分が含まれています。
10gあたりにすると、0.15-0.16gの塩分です。
思ったよりも少ないですね。
お菓子のようにバターをたくさん使うものでは影響してきますが、
一般家庭で焼くパンでしたら
有塩バターで置き換えても更に塩分を足さないと塩気が足りません。
例えば今回はバター25gの分量ですが、塩分計算すると、0.375gとなります。
100gあたりの塩分量=1.5として、計算式は
1.5(100gあたりに含まれる塩分)×25/100(100gを基準にして今回使ったg数)=0.375g
または、10gあたりの塩分量=0.15で考えると
0.15(10gあたりに含まれる塩分)×25/10(10gを基準にして今回使ったg数)=0.375g
でも導き出せます。
まずここで有塩バターに含まれる塩分を導き出しました。
本来でしたら、無塩バター25gと塩小さじ1/2のレシピだったので、
次に塩小さじ1/2が何gなのか分かれば差し引きで足りない部分が導き出せますね。
塩小さじ1は約6gです。その半分なので、今回のレシピに必要な塩分量=小さじ1/2は3g
ということは、無塩バターを有塩バターにした時の追加の塩分は、
3g-0.375g=2.625g
となります。
これを加えてあげれば大丈夫です。
ですが、今回は試しに塩分を加えずにつくってみました(笑)
さて、どうなることでしょう…。




オススメの食べ方
ほんのりミルクの甘みがあり、シンプルなパンなので、
ジャムやマーマレードをつけて食べたいですね。
また、クリームチーズも相性が良いですし、フルーツを挟んでも美味しいです。
試しに、苺&クリームチーズ&生クリームを挟んでみました。
無塩バター25gと塩小さじ1/2のレシピの代わりに
有塩バター25gだけにしたので、
塩分がレシピに比べて少なかったのですが、
家族の誰一人気が付かず食べてましたので、
何かと合わせて食べる際には、食材に塩分が
あれば大丈夫そうです(今回はクリームチーズ)
ただし、白パンをそのままで味わいたい!という方は
レシピ通りの塩分を加えた方が良さそうです。
他にもシンプルなパンですので、食事系として、BLTなども合いますよ!
色んな具材を挟んで中身と共に楽しんでみてくださいね(*^^*)
まとめ
いかがでしたか?
・白パンのつくり方がわかる
・白パンの成形と白く仕上げるコツがわかる
・仕込み水の代わりに牛乳をつかった時の違いがわかる
・無塩バターがない時に有塩バターで代用する計算方法がわかる
上記のことについて詳しくなれたのではないかな?と思います。
牛乳を使ったパンは慣れないと大変ですが、
美味しいのでパン作りに慣れてきたら挑戦してみてくださいね♪
発酵を通じて、パンづくりを通じてあなたの人生がよりより明るく楽しくなりますよう!
共に周囲に光を届けられる発光美人を目指していきましょう♪
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント